期間工をしている人がよくいう【キツイ】工程とはなんなのか?

とある匿名掲示板でこんな質問がありました。

93FROM名無しさan2019/10/16(水) 16:11:01.36ID:uYpFV6sV>>94>>104
トヨタ紡織時給1600円だけど
車のシート造り経験者いますか?
どういう感じできついのかわからん

しかしこうゆう質問って実際に言っている人以外わからないんですよね。
大抵の期間工ブログは実際に行っているわけではないため
「ラインが早い」「シートは重く持ち上げる作業」「人間関係」
このあたりが挙がるんじゃないでしょうか?
無難なところですよね、行ってなくてもわかります。
そこで今回の記事では工場で期間工が働くことになる工程の苦労する点や
キツイことをあげていきます。

期間工の働く工程のキツイポイント

自動車のシート製造

自動車のシート製造が異常にキツイと言われる工程はそのシートの中にあるスポンジにあります。

よく自動車のシートを見て見ましょう、パンパンに張っていますよね?

しかし中身は単なるスポンジで出してみるとフワフワしたものです。

どうやってパンパンにするかっていうと・・・スポンジを引っ張って外皮の中に入れ込む作業がかなりの頻度であるんですね。

結構強い握力を必要としていてそれを400台とか500台やるわけです。

指がばね指になる他に腕もやられてしまってキツイ工程の人は箸をもてなくなることも・・・

マメができてしまうと水で染みてで痛むためお風呂で頭を洗うことが困難になったりします。

爪が指の肉に食い込んでしまうこともあるので細目に爪は切っておきましょう。

対策はもう最初から病院に行ってシップなどを貰ってきましょう。

市販の物よりも安くて効果も強いためコストパフォーマンスがいいです。



組み立て工程

エンジン組み立て

自動車工場の花形ともいえる車体組み立てです。

日産ではトリム工程配属者だけ手当が付くというまさに自動車工場のスターと言っていいほどの皇帝。

自動車がラインで流れてきたら担当部品を取り付けていく作業です。

組み立て工程のキツイのは
1・ラインが早い
2・ばね指になる
3・無理な姿勢による腰痛
1・ラインが早く工程によっては間に合わないことがあるかもしれません。
もし間に合わないと感じた時は早い目にラインキーパーを呼びましょう。
2・エアーや電気のインパクトレンチでボルトなどを打ち込んでいく作業は1回ならたいした負担にはなりません。
しかし自動車工場のラインでは1日に500台ものクルマが流れてきます。
1台に10本のボルトだとすると5000本ものボルトを打ち込みます。
インパクトレンチのトリガーを引く指はばね指になる可能性がありますし
その振動や衝撃を受けている腕がしびれてしまうこともあったりします。
3・また車の中や下に潜り込む作業の場合は腰や首などへ負担がかかり慢性的に痛くなったりします。

対策は?

やはり早いうちに病院に行ってシップなどを貰っておきましょう。

お風呂でのマッサージなども効果的と言われています。

食事なども重要でタンパク質を多く取るといいと思います。

工場の食堂だけではタンパク質は不足しがちなのでプロテインなどを飲むといいかもしれません。

機械加工

機械加工といってもたくさんあるわけですが基本的に期間工はほぼオペレーター業務です。

機械にパーツをセットしてボタンを押す。

機械が止まったらパーツを取り出して新たなパーツを取り付け・・・

といったことを繰り返すのが主な仕事です。

機械加工の大変なのは?
1・覚えることが多いことがある
2・一つのミスが100にもなり得る
3・後片付けが大変
4・油による健康被害

1・覚えることが多い、というよりは日常ではないことを覚えることになるため中々覚えづらい面があります。

機械の操作や計測器類の使い方や機械の点検整備など覚えることはたくさんあります。

2・機械加工で計測もしている場合はノギスやマイクロを使います。

測定ミスをしてそのまま加工を続けているとすべてが不良品となってしまいます。

銀王の経験ではこんなことがありました。

人がやっていた機械を受け継いで製品のの計測をアナログのマイクロで計測したのですが

「どう測っても1周違う・・・俺が間違ってんのか?」]

とりあえず上司に報告しましたがそれまでやっていた製品はすべて不良です。

人から受け継いだ時はまず確認したほうがいいですね。

そのまま加工をしていたら加工をした人の責任ですからね。

3・機械加工を行うと切粉は出ますし油は飛び散っていたりするので業務終了時に清掃があるでしょう。

エアーなどで飛ばしたりするのですが当然自分のほうへも飛んできます。

切粉まみれ油まみれになってしまいます。

4・機械加工では切削油や洗い油など多くの油を使います。

人によってはこの油によって皮膚が荒れてしまったりもします。

どの油がダメなのかは非常にわかりづらいので前の会社では大丈夫だったのに

他の会社では急に荒れてしまうことも・・・


荒れた腕画像

もし油で肌が荒れてきたら早い目に上司に報告しましょう。

産業医に見てもらって薬を出してもらえるはずです。

鍛造・プレス工程

鍛造画像

愛知製鋼などを代表する鍛造工場での鍛造工程

自動車工場でもボディやドアなどのプレスもあったりと期間工でも多くの人が携わることになると思います。

車のホイールや宝石などで鍛造製品を見られますがその光沢や質感、高級感や美しい製品を作っています。

その反面で大変なこともあります。

鍛造工程の大変さは?
1・熱い、うるさいなどの環境
2・一瞬で大けがをする可能性
1・金属を叩いている音や熱間鍛造では火花もでたり加工熱も発生するため非常に熱いです。
その上に保護具の装着は義務なので夏場は汗だくになって仕事をすることになるでしょう。
それゆえ鍛造工場ではほとんどの場合、お風呂が備え付けられています。
裸での付き合いとなるためその人間関係ときたら・・・
2・鍛造工場ではプレス加工が主になりますがプレス機につぶされる事故が多いです。
愛知製鋼ではビデオでその瞬間を見ることができますが本当に一瞬で腕がありえない方向に折られています。
腕だけならいいですが頭を潰された例や全身を潰された例もあります。
ルールを守っていれば90%以上の事故は起こらなかったものなので
鍛造工場では絶対にルールは守りましょう

鋳造工程(ちゅうぞうこうてい)

鋳造画像

金属を溶かして形を作る鋳造工程。

鉄の鋳造品の場合は1200度という高温で溶かして形を作ります。

鋳造工程の大変さは?
1・とにかく熱い
2・砂型の砂の処理
1・1200度という温度のため工場内はとにかく熱いです。
溶鉱炉付近などはもう人が入っていくものではありません。
製品は熱くて手に触れれば火傷しますし間接的にでも火傷してしまうこともあったりします。
日立金属などでは鋳造した製品と枠を取り外す際ハンマーで叩きますが熱い鉄が飛んできたりするため
保護具を全身付けているため夏場の大変さは自動車工場以上かも?
2・砂型法案での鋳造をしている場合はその砂の処理が非常に大変です。
砂は軽いために少しずつあちこちに飛んで行ってしまったり隙間に入ったりして放置していると山のようになっていることも・・・

溶接工程

溶接画像

部品と部品とをつなぎ合わせたり切ってみたりと色々な作業があったりするのが溶接工程。

資格必須の仕事ですがそれに見合った給料があったりします。

コマツ製作所の大阪などが溶接経験者に優遇していて14000円という高い日給です。

溶接スキルは資格としてスキルアップが段階的にできるため面接でも非常にアピールしやすかったりします。

トヨタでも溶接スキルは非常に重要視されていて重宝されるでしょう。

自働化が進んで「溶接スキルなど必要ない」などと思うでしょうが

ロボットに教えるのは人間なんですね、溶接が上手な人がいないと低品質な物しかできません。

現在、溶接スキルが高い人は定年を迎える人に多く溶接スキルを持った人が求められているため狙い目だったりします。

溶接工程の大変さ
1・塵肺になる可能性
2・目を焼かれる
3・火傷
1・溶接の最大のリスクは塵肺になる人がいるということ
塵肺というのは肺が真っ黒になって呼吸器に支障をきたすもので「喘息のひどいもの」と思っていいです。
原因は溶接ヒュームと言われる溶接時に出る粒子。
溶接ヒュームを長年吸い込んでいるとなると言われています。
やっかいなのは長年吸い込んでなった場合、それが「工場」で発症したと証明できないこと。
要は労災にならない可能性があるということです。
溶接作業をする時は必ず防塵マスクをしましょう
2・溶接の火を直接見てしまうと目が焼かれてしまします。
目を焼いてしまうと・・・
目がゴロゴロしたり
涙が溢れてきたり
とても辛いことになります。
溶接作業時は遮光面をしましょう
また、他人が作業しているときも溶接の光を直接見てはいけないです。
3・溶接した後やその近辺はかなりの高熱を持っているため素手でうかつに触ると火傷をします。
耐熱手袋を常にしているようにしましょう。

検査工程

完成車や部品が規格どおりなのかなどをチェックする検査工程。

自動車工場では不正検査などにより完成車検査に関してはかなりシビアになっているのではないでしょうか。

不正検査に関しては以下の記事で確認してください。

もしかしたら完成車検査には今後期間工が担当することはないかもしれません、というよりなるでしょう。

完成車部門には配属されても「国土交通省」に提出する書類に名前が残る工程には入れなくなるはずです。

ということは他の部署から正社員が検査に行き、空いた工程に期間工が入ることになるでしょうね。

検査工程の苦労は?
1・会社内では嫌われ役になる
2・不良品の見逃しは評価爆下げ
1・検査工程は会社内ではどちらかというと嫌われ者です。
細かい不良や要望を出すことが多く非常に厄介ですからね。
不正検査が起きた原因の一つ、とも言われています。
2・どんな検査だとしても明らかな不良を流したりすれば「見ていないのか」と言われ
いいと思った物を流して後で不良となっても「基準が甘いやつ」
という扱いをされて評価は一気に下がります。
当然出世や正社員登用は遠のくでしょう。

物流工程

台車やフォークリフト、エレカなどを使って物品を運ぶ物流工程です。
この人たちがさぼってしまうと工程が止まりラインが止まってしまう重要な工程です。
物流工程の大変さは
1・リフトなどのリスクは多大にある
2・重い物を手で持ち上げることもある
1・リフトなどで人や物に当たってしまったり製品を落としてしまうリスクは大きい。
組み立てでのミスに比べて大きいミスとなってしまうためいつも気が抜けなかったりします。
2・台車やエレカへの積み込みは手を使うこともありかなりの負担がかかることも・・・
腰や足への負担が大きい工程のため日ごろからのケアが大切となってきます。

大変さを知って対応策を

ここまで工場での仕事に対して【大変さ】を書いてきました。

これは「工場は大変だからやめた方がいいよ」と言いたいわけではありません。

あくまでこういった大変さがある、ということを知ってその対応策をしましょう、ということです。

工場のキツさは事前に知っておくことでかなり軽減されるはずです。

普段からの食事や運動、ストレッチや柔軟体操などをし

工場ではその仕事にあった保護具が用意されているはずなので必ず着用するようにしてください。

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