昨今工場で働く非正規の方の雇用形態は様々ですが主に挙げられるのが
【期間工】と【無期雇用派遣】の2つがあります。
同じ工場でも期間工と無期雇用形態もの人が一緒に働いていたりもします。
ではこの2つの雇用形態、いったい「何が違うのか?」「どんなメリットやデメリットがあるのか?」
ここは1つどちらも経験のある銀王だけがわかる情報を元に徹底比較をしてみましょう♪
目次
期間工と無期雇用派遣の違い
雇用主の違い
「期間工」と「無期雇用派遣」との大きな違いは雇用主が違うということです。
期間工の場合は企業と直接雇用契約を結びます。
無期雇用派遣の社員の場合は派遣会社と雇用契約を結びます。
待遇の違い
期間工と無期雇用派遣では待遇が大きく異なります。
期間工の場合は時給にするとおよそ1200円~1400円が一般的です。
無期雇用派遣の場合は期間工と同じ仕事をするとなると時給で1500円~2000円くらいが相場となっています。
しかし無期雇用派遣の場合は多くの場合で期間工にあるような入社祝い金や満期金がない場合がほとんどです。
それ以外にも残業手当や深夜割増の割合が期間工よりも低かったり、交代手当が無かったりします。
雇用期間の違い
期間工の雇用期間は長くて5年ですがほとんどの企業が2年11カ月としています。
2年11カ月と決められた会社で満了した場合はクーリング期間を空けなければ再雇用しないといった会社独自のルールがあるようです。
無期雇用派遣の雇用期間は派遣会社との間では雇用期間の定めはありません。
派遣先での仕事が終了した場合は次の就業先を派遣会社が保証してくれます。
期間工のメリットとデメリット
期間工のメリットを3つ
期間工のメリットの一つは入社祝い金や満期金といった臨時的なボーナスがあることです。
金額などもあらかじめ決められていて条件さえ満たせば貰えるというのはありがたいものです。
期間工のメリットの2つ目は直接雇用のためメーカーの福利厚生を利用できることです。
食堂では社員価格で食べられることやトヨタでは家族手当が出るようですね。
期間工のメリットの3つ目は契約期間満了であれば失業手当の受給制限がなくなることです。
これは自分から契約の延長を断っても問題はないです。
この制度を利用して1年働いて失業手当を貰ってからまた1年働いて・・・
というのをする人は一定数いるようです、俗にいう期間工スパイラルというやつの上級バージョンです。
期間工のデメリットを3つ
期間工のデメリットの一つは入社祝い金や満了金は条件を満たさなければ貰えないということです。
インフルエンザなどで条件を満たせなかった場合は容赦なくカットされる会社もあります。
中にはインフルエンザの場合は満了金の条件に影響を与えないといった良心的な会社もあるので探してみるといいでしょう。
期間工のデメリットの二つ目は契約期間に定めがあるためその後の雇用は守られないということです。
生産が落ち込んだりして必要が無くなれば契約期間の延長はされずに放り出されてしまいます。
期間工のデメリットの3つ目は夜勤や残業のない部署に入れられた場合の給料は悲惨なことになります。
交代手当が付くのが期間工のメリットですがそもそも交代勤務が無い部署では何の意味もありません。
その場合は時給1200円のバイトと変わりません。
パチンコ屋で働いていたほうがマシでしょうね。
無期雇用派遣のメリットとデメリット
無期雇用派遣のメリットを3つ
無期雇用派遣のメリットの一つ目は雇用が守られるということ。
派遣会社との契約は期間の定めがないため派遣先での就業が終了したら派遣会社は次の就業先を保証しなければなりません。
このため期間工のように契約の延長無しで放り出されるといったことはなくなります。
その上に同一の事業所でも期間工は最長5年にもかかわらず無期雇用派遣の場合は何年でも働くことはできます。
3年ルールなども無期雇用派遣には適用されません。
無期雇用派遣のメリットの2つ目は高い時給のため夜勤や残業がなくともそれなりの月給にはなるというもの。
期間工の日給が1万円のメーカーに無期雇用派遣で就業したときの月給は26万円以上が固定給になるはずです。
工場では月の平均出勤日数はおよそ20日なので期間工の月給は平均では20万円程度にしかなりません。
無期雇用派遣のメリットの3つ目は何歳までも就業可能であるということ。
たとえ50歳や60歳でもそれにあった仕事を探してくれます。
無期雇用派遣のデメリットを3つ
無期雇用派遣のデメリットの一つ目は派遣先がどこになるかはわからないということです。
就業先を保証はしてくれますがそれが「どこ」になるかは保証されません。
東京の人が沖縄に転勤などということもあり得るということです。
無期雇用派遣のデメリットの2つ目は休む間もなく働かなければならないということです。
期間工は「契約期間が終わったらしばらく休む」など自由が利きますが
無期雇用派遣で働く場合はそんなことはできません。
「休業」という形ならばできますがね。
無期雇用派遣のデメリットの3つ目は賞与などが不明確であるということです。
求人には「昇給、賞与アリ」と謳っていますがその金額などは明示されていません。
それは実際に働いても明示されず「業績賞与」「社内規定」ということで明確化はされていません。
期間工と無期雇用派遣のオススメ就業先
期間工のオススメ就業先はトヨタ、スバル、スズキ、日産です。
無期雇用派遣でのオススメ就業先はヤンマー
ホンダ鈴鹿に日立金属ファインテックなどです。
ホンダは寮費無料(企業寮)で32万円が固定給
日立金属ファインテックは寮費無料(一般アパートかレオパレス)で27万5千円です。
日立金属については現行で求人は出してはいませんがおそらく募集してますね。
工場ワークスからUTエイムに連絡して三重県の桑名の仕事と言えば紹介してくれると思います。
なぜ求人だしてないのに募集してるかわかるのかって?
MantoManがおそらく日立金属であろう募集をしているからです。
日立金属に入ってる派遣会社は他にもありますが条件は物凄く違うので注意したほうがいいですよ。
日立金属の記事も作ってるからそのうち公開しようかな。
期間工と無期雇用派遣のオススメは働き方次第
「期間工」と「無期雇用派遣」で結局どっちがオススメか?
なんてのは自分自身の働き方次第です。
どちらもメリットもデメリットがあって迷うかもしれないけれど・・・
少し目線を変えて見てみるとメリットもデメリットも都合のいいように考えればオッケーなんです!